topimage

JPモルガン・グローバルマーケット統括長による中国バブル今後の見解 - 2011.10.26 Wed

何度か参加している金融業界で活躍する女性を中心としたセミナーに昨日も参加してきました。

今回の講師はJPモルガングローバルマーケット統括長のジン・オーリッヒ(Jing Ulrich)氏。
そしてインタビュアーとしてブルームバーグTVで朝一番にトップニュースを読み解くアンカー、
スーザン・リー(Susan Li)氏という豪華なキャストでした。
金融業界の先端にいる人の話が聞けるのは香港だからでしょうか。
とても刺激になります。

左:オーリッヒ氏             右:スーザン・リー
300px-Jing_Ulrich_in_2008.jpg  susan_li bloomberg

オーリッヒ氏は北京出身の才女で、ハーバード大学、スタンフォード大学を卒業し金融界へ進み
ワシントンでアナリスト、ファンドマネージャーを経てポテンシャルの高い香港へと移住しました。
JPモルガンには05年に入社し現在の職に。 
08年フォーブスによる”100 most powerful women in the world”に選ばれ、
その後は10年に”50 most powerful global business women”にも選ばれており
今年は”20 youngest power women”にも選ばれている非常に著名な方です。

オーリッヒ氏は新興国市場を担当し特に中国マーケットのスペシャリストということで
今回の議題は《中国経済成長の低迷と今後の見解》でした。

1時間半のセミナーを簡単に要約すると・・・
1.金融システムは崩壊しない。
2.中国不動産のスローダウンは政府による計画的監督下にあるだけ。
3.中国元は確かに強いが米ドルの代替になることはない。
4.エネルギー部門では今後も石炭がダントツ。

という内容です。
(その他は専門家用のトピックなので除外します。)

1.金融システムは崩壊しない。
これは世界中で懸念されている問題です。近年では非常に短いスパンで世界的な金融危機が
起こっています。もちろん国力が上がり世界中と密接に取引するようになった中国も例外ではなく
その影響を受けます。ですがオーリッヒ氏はこれから来る数年間は5%ほどまでの減速はあったと
しても金融システム自体が崩壊することはない、と断言しています。
中国政府は金融システムに非常に自身を持っており現在も金融システム普及のため各地に
金融センターを確立しているところです。銀行貯蓄額が伸びていることも理由の一つです。

2.中国バブルに関係する不動産に関してですがこれは以前にも私がお伝えしたようにインフレの
打撃が庶民の生活を圧迫しているため政府が計画的に不動産の値段を下げるために働いており
経済の衰退が原因ではないという見解です。同氏は中国政府とも繋がりの深い方で、
この動きを政府は低所得層のための住宅施設供給量を増やす目的で画策しているのだと仰って
いました。 セミナーを通して、世界市場の一番の誤解は中国に対するネガティブな見解であると
いう点にも触れていました。

3.そしてあるアナリストが質問した通貨に関する見解。以前部ルームバーグのインタビューで
中国元の今年の上昇を5%と予測していた同氏ですが、セミナーでは中国元は確かに強いが
米ドルに取って代わることはない、少なくとも私たちが生きている間は絶対にないと断言しています。
理由は中国には国債が少ないこと。アメリカのように国債をばんばん発行している国は通貨の
供給量も増え世界の投資家に出回ることになりますが中国の国債は米国に比べはるかに低い。
中国は米国国債も多く保有していますし、今後も米国を上回る国債を発行するとは考えにくいです。

4.天然ガスやグリーンエネルギーに注目が集まっているようですがそれでも石炭に替わる
ものはない、特に中国は石炭に非常に頼っている一面があり他のエネルギー項目がいくら伸びても
石炭を上回ることはないと読んでいます。

現在の中国は世界から見ると“出る杭”であり、世界経済とのバランスを取るよう動いています。
輸出量を頻繁に取り上げるメディアがありますが、それは中国の優良顧客である欧州、アメリカ
が衰退しているからで自国の問題とは言えないそうです。逆に輸入業者は好成績を記録しており
中でもコンテナ輸送会社は飛躍的に伸びている、と仰っています。

私が以前特集した”中国と豚の関係”にも触れていました。
世界の豚の半分は中国で消費されており、今後もアメリカ、ブラジルなど世界中からの豚の輸入は
減ることはないでしょう。

オーストラリア、そしてカナダに関しても楽観視していました。
資源を豊富に保有し人口もそれほど過密でない両国は世界中で最もヘルシーな状況にあると思う
と述べていました。

引退後は狭いアジアを抜け出して悠々と資源の豊富な国で生活というのも素敵ですね。


ホルボーン・ファイナンシャルグループ公式サイト
◆各種お問い合わせはこちらからどうぞ。


ブログランキングに参加しています。応援よろしくお願いいたします!
にほんブログ村 株ブログ オフショア投資へ 中国関連ブログランキングへ 人気ブログランキングへ

とうもろこし輸入が記録的に飛躍 «  | BLOG TOP |  » 専門家による不動産投資今後の見解 2

カテゴリー

お知らせ (75)
マーケット情報 (85)
香港事情 (15)
銀行関連情報 (2)
定期ご連絡 (2)
よくあるご質問 (14)
ホルボーンについて (5)
IFAとライセンスについて (3)
各種料金について (1)
銀行口座について (1)
提携会社・グループ会社について (2)
ニュースその他 (9)
政治・経済 (6)
不動産投資情報 (2)
不動産活用術 (3)
マネーハック (4)
退職金 (1)
人民元 (1)

カレンダー

<< 10
2017
>>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

にほんブログ村 株ブログ オフショア投資へ

中国関連ブログランキングへ

人気ブログランキングへ

あわせて読みたい

QRコード

QR

RSSリンクの表示